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ガルバニック腐食によるトラブル

設備屋であれば、ガルバニック腐食という言葉は聞いたことあると思います。俗にいう「電蝕」です。
厳密にいう「電蝕」とは隣接する高電圧線による励起電流や、アース電流による腐食のことですので、本来はガルバニック腐食とい います。

主に給湯 配管におけるガス管や、コアの無いライニング鋼管と、青銅製やステンレス製のバルブとの接合部に発生します。
電気温水器周りの配管は特に注意が必要です。これは電気温水器による迷走電流も関係していると思います。

写真:鋼管が腐食して青銅製のバルブ内部に錆瘤が残った状態。錆により80%閉塞。

絶縁継手と呼ばれるガルバニック腐食を防ぐ継手もあります。しかし私の経験的に 異種金属管の接合は、間に絶縁配管(塩ビ管等)を 一定間隔使わないと、支持金具による外側の電気的短絡により、腐食は防げないと思います。

写真:絶縁ユニオン(銅管熔接・鋼管ネジ接続)

昔は鉄製の持出ソケットが有り、浴室洗い場のシャワー水栓に使用する と、給湯の銅管と鉄との異種金属接合によるガル バニック腐食で、築15年くらいで漏水してきました。

写真:浴室のシャワー水栓の給湯配管側に接続されていた鉄製の持出ソケットと水栓の一部。錆瘤によりほぼ閉塞。